単勾式

五月より単勾式の学習が始まりました。ちなみに前回は約二年前、単勾式走圏と八法、さらに鴛鴦鉞の套路を学習する機会がございました。


前回は単勾式を学ぶ前に単換掌第二法を学んでいましたが、今回は磨身掌変化(身法主体)を学んでから、になっております。


単勾式の第二法では、入りからして龍形八大母掌の揺身掌と同様の身法を要求され、さらに転身動作では原地180度方向転換する身法を要求されます。非常に難しい動作ながら、順に進行していくのは「式」たる所以でしょうか。


師曰「この単勾式を象徴する動物は、双頭の蛇と燕である」との由、今回は掌法の中にある「蛇」と「燕」について詳しく説明がございました。また手形の要求と効果についてもより詳しく講義が行われました。


また非常に重要な問題として


「練習する内に龍形走圏が簡単に、楽に感じられてくる。何故か?練習を積み重ねたから…ではない。実は同じ位置でやっているつもりでも徐々に楽な形に崩してしまう。探してしまう。これは人間の本能である」


「忘れないでほしい!楽をすれば大いに失われるものがあることを!」


「よく出来ている、と感じられる時こそ注意してほしい!」