練習雑感

単勾式

五月より単勾式の学習が始まりました。ちなみに前回は約二年前、単勾式走圏と八法、さらに鴛鴦鉞の套路を学習する機会がございました。 前回は単勾式を学ぶ前に単換掌第二法を学んでいましたが、今回は磨身掌変化(身法主体)を学んでから、になっております…

対練の目的について

最近まで対練の目的というのがわかっていなかったのですが、先月末に李老師から「私の自宅に来なさい。練習しましょう」とお招き頂いた際に、直接対練の指導を受けてある程度見えてきた所があります。 要約すると「対人訓練を通じて走圏の重要性を再認識する…

更新状況

講習会、体験教室の内容を概略化して書くのは結構大変なので、これからは気が向いた時に更新するよう変更致します。 尚、現在の教室形態になってから講習会には全参加、体験教室は1,2回お休みした以外は全て参加しております。 先頃学んだものは…龍形八大母…

心身の変化など

ゆるやかな変化なので、あまり自覚されないのですが、食欲:「ハーフサイズで十分」から「二人前でもちょい足りない」体重:約8kg増加(48〜56kg)体力:「駅の階段上がっただけで息切れ」から「平素から一段飛ばしで駆け上がる」起立性調節障害:ほぼ完全に回…

「五分間でも走圏をしましょう」

夏の講習会が終了してから、22〜24時近くに帰宅する日々が続いて、 なかなか思うように練習が出来ません。 そんな今思い出すのは昨年の会員制教室での 「…中正が失われたら、仕事中でも5分間は走圏を行うように!」 「…教室で練習すれば良い、と思ってはいけ…

大事なことは

「縁」これに尽きると思います。馬貴派八卦掌と出会たこと自体が一つの「縁」であり、今の世に伝える師に出会えたのも「縁」。尊敬できる師兄、師姐に恵まれたのも「縁」、そして今学べているのも「縁」であります。

順勢掌と易筋経

昨日、久しぶりにバッキーズに参加致しました。 後半の掌法にて順勢掌をきっちり練習。引頚掉背と翻江倒海は同じであるとしみじみ感じました。さらに、以前に比べて背骨に効きます。また、うろ覚えになっている順勢掌上盤?の扣歩磨身を練習したところ、腰に…

湿気が多い時の練習項目

速めの龍形走圏、双換掌、順勢掌、下勢三種、八段錦、腰回し。

馬貴派八卦掌の効能

仕事で30キロ前後の電線(巻)を運ぶことが良くあります。 今まで台車に載せるか、前屈みでトロトロ運んでいたのが、 気付いたら手に引っ掛けて腰でスーっと運べるようになりました。 電線の重心と自身の重心を近くし、 身体を真っ直ぐにし、腕は形(フック)…

掌法復習

自主練にて龍形八大母掌と単換掌第二式、 双換掌第二式(共に平円変化)の復習を開始す。

鷹の如く拡張する精神

冬の体験教室で、一日だけ鷹勢走圏を体験しましたが、 その時非常に奇妙な感覚を得ました。視線は片手にあるのですが、なぜか会場全体が観えるのです。 いや、観えるというより明晰に把握出来る(背中側も!)のです。一分ほど続いた後、スッと感覚は消えまし…

筋・膜・気血を練る

最近、通勤の車中にて、以前の講習会のメモを読み返しています。 こんなことが書いてあります。 《易筋経》 守中(守[中道]) 勿他想(陰陽合一) 待充周(5〜8分) 筋を練るには全力で行う。 膜を練るにはゆっくりと行う。 気血を練るには、気血を動かす。 現段階…

2年目過ぎて

しばらく講習会レポートが更新出来ないので、雑感を記述しておきます。 「2008年の冬から馬貴派八卦掌を学び始めて、早2年が過ぎようとしています。2年目の走圏や掌法の状態を記録しておこうと思います(あくまで自己評価です)。身体を立て胸が緩むと胸の内の…

単換掌=易筋経

最近感じるのは、 「単換掌で最大限に腰を旋転させることは全身の筋をムラ無く伸ばす事である」です。下肢に注目すると、馬歩で腰を旋転させると特に内股の筋が伸ばされ、扣歩で腰を旋転させる(葉底蔵花)と特に膀胱経から臀部の奥まで伸ばされます。 日常生…

風邪を引いた時の練習は

先週末は、大雨でぐちょ濡れになった靴で帰ることになり、 結果見事に風邪をひきました。ぐったり。それでも次の日には仕事に行かなければならないので応急処置。 速めの龍形走圏、双換掌、順勢掌、上盤の易筋経を数種行い、 滞っている頚椎・胸椎(主に左右…

現在の状況など

ある時から「また同じ事を書いているな〜」と思い、気付きを記述するのをやめていました。 感覚的には非常に新鮮で今までに無いものなのですが、それを言語にすると例の如く…。『地面を抓む』という要求に関しても、 また最近理解が進んだ?という事がありま…

肩で力が詰まってる

甲府の練習の際、休憩中にくろやすさん、Sさんより指摘されました。 それなりに足腰から力は出ているそうなんですが、 「腕肩の力みで足腰からの力がストップされている」との事。易筋経の初めに行うアレをきっちりやって、肩を開かんといかん。

時間が無い≠練習出来ない

バタバタと非常に忙しく、まともな練習が出来ない今日この頃。 走圏を行う時間は無いのならば、時間の要らない練習をするのがヨシ。 ということで日常の中で極力“中正”を練る事に。パソコンに向かっては首を立てて胸を抜き、腰を延べて尻締める。 「左右の肩…

腰の充実

今までは腰を廻さない方が充実感があったのですが、最近、腰を廻すとぐっと腰が伸ばされ、充実感が増すというのがはっきり感じられるようになりました。 下端腰せずに腰を廻すと腿と腰の繋がりが途切れているので腰の筋が伸ばされず楽に腰を廻せますが、下端…

「不要“圧腿”」

思うところあって先日の教室の練習前に少しストレッチ=圧腿(テッサ?)を行ったのですが、「何故圧腿が良くないのか」というのが体感としてわかりました。これからは足の筋を伸ばすのなら走圏で気血を脚下まで巡らし、その後に下勢を以って行うようにしま…

八卦掌的“丹田”功夫

一部拡大 上は1930年5月11日に撮影された写真。 李老師のHPにある写真と同一のものです。丹田に注目しますと、その発達に驚かされます。 皆一様に大きく発達しておりますので、 個人の体質ではなく八卦掌の練功の成果だと思われます。 『八卦拳眞傳』孫錫…

老子道徳経第十五章

孰能濁以静之、徐清。 孰能安以動之、徐生。

易筋経で上盤の感覚を得る

昨晩、抱肘分肘式*1を練習している時に、ちょっとした事に気付きました。この気付きに随って行うと自然に上盤の筋が強く使われるようです。明日の練習会で同門の方々に試して頂き、感想を聞いてみたいと思います。 追記:協力有難うございました。 これを維…

下端腰

普段の走圏ではそれなりに維持出来るようになったものの*1、走圏での腰の捻りを強くしたり、葉底蔵花などの腰を捻じる動作を行う際は規格より緩めに、少し足に余裕を持たせないと忽ち腰が崩れて足腰が軽くなってしまいます。これは日常の運動方法の延長で行…

「沈」之不思議

※某所に記載したものの加筆修正版です。最近、走圏が軽くなってしまい、どうもあの液体状の重みが出なくて四苦八苦してました。バッキーズでの復習会に参加した際に「『下端腰』になっていないよ」と指摘されてから、いろいろ原因を探っていたのですが、二つ…

実践による体認(「戦」に非ず)

あらゆる動作において「座る」事を要求されるのですが、「座る」とはどういうことか身体で認識してみませうということで、くろやすさん、Mさんと探掌の練習の際にちょっとしたことをやっていました。それはそれぞれの動作目的に合せて実際に軽い負荷を掛け…

筋が埋まる

何か参考になるものはないかと、武術雑誌のバックナンバーを漁っていた所、面白いものを発見しました。八卦掌ではなく、とある日本の武術家(故人)の写真なのですが、手首関節が見えないんです。さらに前腕が膨れていて手の甲、前腕部に筋が浮き出ていない…

膜騰起

購入した健康法の本の中に「易筋経」の効能が書かれていました。 大力神武(力大無窮)。 透力(神力能透發至身手之外)。 全身之膜騰起(全身如肥貓、寛鬆豊満而不露筋)。 受打(頭項腹背腰各部、受人打撃、能不痛不傷)。 通任督…前任後督(任爲前身之総…

上にあるものを下に預ける

首を正し、胸の力を抜き切る事で、液体状になった上半身を徹底的に完全に腰に預けてしまい、そのまま歩く…それだけで二十?近く体重が増したんじゃないか、と思うような尋常じゃない重みが足腰〜足掌に掛かってくるのが走圏の不思議な所です。また練習を終え…

先々週の練習後に

門友のMさんと上野動物園に行きました。目的は勿論『熊』を観察しに行く事です。ツキノワグマ、ヒグマ、ホッキョクグマなどを観察しました。その動作、性質から多くの事を学びました。*1 また先週の土曜日には多摩動物公園に行き、水牛、ヒグマや虎を観察し…