「沈」之不思議


※某所に記載したものの加筆修正版です。

最近、走圏が軽くなってしまい、どうもあの液体状の重みが出なくて四苦八苦してました。バッキーズでの復習会に参加した際に「『下端腰』になっていないよ」と指摘されてから、いろいろ原因を探っていたのですが、二つの問題が。


一つは仙腰関節付近の力み。これは夏目さんに指摘された所です。


もう一つはそけい部の緊張。


「股関節が折れている、もっと巻き込め」と李老師から修正された部分です。



その問題を考えつつ、先日の仕事の帰りに駅のホームで走圏開始。改めて仙腰関節付近の力みを抜いて、そけい部を巻き込み緩めると、「スッ」と腰が真っ直ぐになり臀部が締まって力が下へ通る通る! 歩くたびに丹田も膨らんでくるし、体重が増えたように足裏に重みが満ちる。その重みが地面をガッチリと抓んで、物凄くいい感じでした。



ところで、走圏を行って毎度非常に不思議に思うことが二つ。それは要求を満たすと一気に身体が重くなる事。物理的な重量は増えていないのに、下半身、特に足裏に掛かる重量感が立っているのも辛いぐらいになること。


それと、足腰は非常に辛いのにも関わらず、「身体が喜んでいる」様に感じられることです。
(辛くて「うぅー、うぅーん!」と唸り声を上げてますが…結構楽しいです。
 精神状態もサッパリと明るくなりますし)


追記:去年の夏ぐらいに「いずれは後輩に教える立場になるんだよ」と言われてから、こういった初心者が突き当たる問題とその経過、解決までの道程をある程度は公開して書き残すようにしています。何故公開するのか。その理由は「より多くの人に馬貴派八卦掌に興味を持って頂きたい」という李老師の考えに対し、少しでもお役に立てれば…というものと、公開することで門人同士の情報交換が盛んになれば、という思いによるものです。