八卦掌の健身効果 続き


<続き>

※<実は数ヶ月前まで、自身が起立性調節障害だと知りませんでした。
わかったのは症状が酷くなって立川にある眩暈専門の診療所に行って診察を受けた時です。


症状の改善方法として


「起床後は仰臥したまま30分ほど下肢の運動を行う」


と指導を受けました。


これはどういう事か?
仰臥している時は下半身、特に下腿静脈に血液が溜まっており、通常は起床すると下肢の静脈系の起立反射機構が働き血流の調節を行うのですが、起立性調節障害ではその機構が正常に働かないので脹脛筋の緊張弛緩によるポンプ作用によって血液を巡らせてあげる訳です>


馬貴派八卦掌では小腿(下腿・ふくらはぎ)の力が非常に重要であり、特にこの部分を鍛えることが脚全体の改善強化になります。最も基本の練習である走圏では脚に身体を預ける(座る)ので、歩を進めるたびに小腿の前面後面の筋肉共に大きな力が掛かり、血流が盛んに巡って熱くなって来ます。


・こういう練習を続けて徐々に小腿が強くなってくると、練習していない時でも血流の巡りが良くなるのか起床時に下肢の運動をしなくても起き上がれるようになってきて、低血圧や眩暈という症状が減ってきました。また上の方では、歩いていると掌に血液が集まって膨れるような感じで熱くなり、段々と肉も厚くなりました。


・さらに易筋経で全身の筋を伸ばす事で筋と共に精神が広げられた事でストレスといったものが発散出来てきたのか、以前よりも深くリラックス出来るようになりました。



以上の事が重なって症状が改善された様です。