易筋経講習会3


易筋経講習会最終日です。
先ずは易筋経的効用と洗髄経の関係、続いて伝統的修練と現代的運動の相違点について。


師曰「伝統的修練は生命の原則に沿っているが、現代的運動は沿っていない。」


生命の原則に沿って、生命そのものを修練する事を目的としているのに対し、

楽しむ、楽しいというのを基準に運動するものでは全く異なる、ということです。


師曰「変化は緩やかだが、修練すれば必ず『道』に到達する」


師曰「先人らは修練によってある境地に到達した。それは『唯一つの事をやればよい』というものである」


中盤(腰の筋を易える)では「腰の感覚を得る時」についてお話が。確かに日常意識しない部分ですので、そういった状態でもなければ感覚を得る事はまずないですね。また関連して「何故首・腰・小腿の三箇所を鍛えると他の部分まで強くなるのか。それは「一番弱い所を練習しようとすれば、自ずと他の部位が運動を助けてくれる」との由。


外家拳や現代的運動の問題点について。


師曰「外家拳や現代的運動でも筋を使うのですが『膜』を練る事をしないので、練れば練るほどに筋を傷付け、やがて細く小さくなってしまう」


易筋経の具体的動作については幾つかのポイントを指示されました。