会員制教室記録6

本日は三穿掌の日です。師曰「穿掌は最も実戦的な掌法である。その母掌の三穿掌は歩法を練り、手法・身法を練り上げるものです」との由。三穿掌における下勢は、穿掌の「手ではなく、身体そのもので穿つ」特徴の準備であり、これを練ることで「『八卦掌の功夫』を理解する。」との由。

この下勢を練習して足元がふらついたり、力が無くなるのは間違った練習であり、また『圧腿』といったストレッチ運動も良くない。何が良くないかといえば「気血」を考えずに練習しているからで、「全身で気血を下に送り込む様に行うものが正しい下勢」との由。その様に行えば内股の筋に非常に良いものになる（易筋）、と仰りました。このような優れた練習は他に無く「『八卦掌の功夫』の大事な所である」という内容でした。