易筋経体験教室


前半に誰でも参加できる上映会がありました。
今回は『発力/発勁』をメインに幾つかの動画を見せて頂きました。
(実際見ながらでないと理解出来ない部分もありますが、とりあえず書いてみます)

双撞掌、挑撞掌等の発力の型(撞掌の単式)、圧掌、大鵬展翅、反背錘、三角歩蓋掌、蟹形掌法他。


「一つ打つごとに座る」
「全身を大きく開く」
「人を打つつもりで打たない」
「全身を下に伏す/座る」
「内外一体、内の力が外の動きを助ける、故に大きい力が出る」
「先人の発勁は“小虎”に似る」
「蓄勁は身体を小さく地に近づけ、発するは大きく行う」
「小さく地に近づけるが、決して縮こまってはいない」
「手よりも先に身体が動く」
内家拳の身体は何かが内に充満している様に膨らんでいる」
(↑この動画の撮影時は気温が40度近く、上半身裸でした)
「二本の足が腕の様に軽妙に動く」
「腕から身体まで力が繋がっている→筋と気血が繋がっている」


さらに参加者を勇気付けるために、于師爺が李老師へ指導する時の動画を見せて頂きました。



体験教室の内容は、先ず四つのポイントを挙げられました。

  1. 動作を全力で最大に行う、気血を養う事が最も重要
  2. 易筋は先に易膜(騰膜:膜を活性化)を以って行う
  3. 形無いものを基にし、これを以って形有るもの、形無いものを同時に修練する
  4. 動作は三盤に分かる、理は“一”である


馬歩の姿勢で特に強調されたのが「腰を反らさない」事です。
腰が反っていると、その折り目に負荷が集中し、腰を痛めてしまいます。
師曰「正しくは椅子に座っているように、リラックスしている時の脊柱の状態で易筋経の動作を行う事」との由。