大扣大擺歩と帯手

12月は帯手の理解を深めるのが目的との由。まず順勢原理を理解した上で帯手を行うため、順勢掌母掌と回身掌母掌の復習から始まりました。とある程派の先人を例に、順勢掌はどのように表現すべきかの説明がございました。また変化ということについて、意図的に平衡状態を崩す意義の説明がございました。


さらに磨身掌を通じて大扣大擺歩を改めて学び、12月最終日には帯手の理論《単換掌で得た力を八方向に転換する方法》と練習上の2つの注意、帯手原理を穿掌からの帯手(掌法)で学びました。


もっとも強調されたのは『これは動作や技術ではなく、一つの原理、一つの功夫である!』


最後に(拙)力<勁<意<神について、非常に重要な説明がございました。


体験教室では、動物に学ぶべき内容について鷹勢走圏を以って講義が行われました。また馬貴派の鷹勢走圏と他派との違い、単換掌の中正について、劉万川先師とその伯父にあたる劉慶福先師のエピソードを例に説明がございました。