易筋経講習会参加


・ちょこちょこ修正していきます。
・以前の講習会で習ったことが混入していると思います。
また新しく聞いたことだけ書いたりしますので、そのつもりで読んでください。
八戒先輩、SS1先輩のブログと合わせて補完計画です)



□講義:易筋経における人間生命の説明

 ・無形(精気神)と有形(筋骨肉)

 ・両者を繋ぐもの=『気血』

 ・気血を練れば無形と有形を同時に練れる

 ・気血を練るには『中正』が必要

 ・『中正』を体現したのが馬歩

 ・『中正』という点において馬歩と走圏は同じ


○「生命」というは人が知りうる中で最も理解が困難なものであるが、易筋経ではこれを簡潔に説明する。
人間の生命は無形(精気神)と有形(筋骨肉)で構成されている。(武術や養生法等)一般的には片方しか練ずることは出来ないが、易筋経では両者を同時に練ることが出来る。
それは何故か。易筋経では両者を繋ぐ『気血』を練るからである。では如何にして『気血』を練るか。『中正』による。中正であるから全身の気血が一つに集まり(合わさり)養うことが出来る。


中正を体現しているのが『馬歩』である。

馬歩と走圏は同じものである…略…。


○中正というのは根源的なものであり、あらゆる不良は中正から外れることが原因である。


○何故、気血を養うのか。
人の不調には二つの原因がある。『気の滞り』『血の滞り』である。気血を養い流通させることにより不調を正す。
是が「道」的なものである…略…。


□実技


上盤

 ・韋駄献杵(馬歩と直立)

 ・腕廻し


中盤

 ・熊形大捻転

 ・蟹形撞掌的動作


真面目に書いて疲れました。


・韋駄献杵の動作要領の説明ですが、韋駄天という偉い力持ちの仏神がとんでもなく重たい杵を献げるように、との事。その要領ですが…僕は仕事柄非常に(自分の体重より)重たい物を持ち上げたりする事があるですが、その時は「尻を巻き込む」「腰を張り出す」「上半身を足腰に乗っける」「身体を真っ直ぐに立ててしゃがむ」で身体を一塊にして抱き付いて足腰の力で持ち上げるんです。腕の力はなんら必要ないんですね。重要なのは足腰の力と腕を支える背中の力です。上盤の動作ではこの背中の筋を鍛えるわけです。


・馬歩と直立の違いについて。
全身の気血を一つに集める(合わせる)、という点では全く同じなんですね。馬歩の注意として「座るなら完全に座る事」。つまり上体に少しでも力が入って浮いてしまう。こうすると座ろうとする下に対して上が矛盾してしまうので気血が上下に分断されてしまうそうです。では直立は?これはこれで中正が取れていて、上下が矛盾してるわけではないので気血が一つに合わさるんですね。


・中盤
腰についての説明。
(注:所謂中国武術用語に「熊膀」があるんですが、この肩を振り動かすのが肩の力ではなく腰の力だそうです)

熊形大捻転(熊の様に身を翻す動作)をやりました。どうも肩でやりたくなるんですが、腰の力で身を翻すそうです。


・蟹形撞掌的動作
動きは似てますが、発勁とは体感はかなり違います。「発」しないですし。


88式:易筋経の原理で行う


 ・大起式を繰り返し(上盤)


 ・イェザン前の探・探・穿掌まで繰り返し(全身)


 ・最初の蟹形撞掌前の開掌まで繰り返し(全身)


※88式後半は扣擺歩の練習になっているらしいです


□余談:練習後の食事会にて


・しゃべくると見事に周りが見えなくなる…反省です。
・李老師より「このまま熱心に練習続ければ数年後には大きく変わるから、どれだけ変わったか比較出来るよう今から各部の首と指、胸囲や腹囲等を計測するといいよ」と承りました。了解です。測ります。