会員制教室記録9


今週から後四掌に入るかと思ったのですが、実際は88式週でした。
『88式の各動作を深く理解する』今週のテーマです。

練習内容は

  • 88式を幾つかに区切って、各動作のポイントを説明されつつ練習
  • 最後まで通しを十回前後
  • 龍形走圏
  • 熊形走圏


以上です。


最初に88式の特点と技撃方法的特長についての講義がありました。
八卦掌には「四路八卦掌」即ち四種の套路がありました。
これは董公海川が普及の為に初期に創られたものです。
この内二つは失伝しました。名称も不明です。

これらの套路の特徴として、動作と方向が明確である事が挙げられます。
これは八卦掌が動き続ける性質の為に、
動作が把握しづらいという部分を考え、学びやすくされたのだとの由。

また八卦掌の重要な技撃方法で構築されており、
各所に易筋経の要素が含まれている、との由。

性質は、一般の武術の套路では「荒々しい(さんずいに虫)」だが、
88式や128式は「清(英語で"クリアー"と仰ってました)」との由。


さて88式の練習では、大起式の正確な動作方向、手の変化のタイミング、三陽手ではどの動作に合せて手を翻し、翻身して打つのか、といった非常に細かく教えて頂きました。

最後に熊形走圏を終えたのち、「88式と走圏でどちらが気持ち良く出来ましたか」と全体に質問され、『何故88式/走圏のほうが気持ち良いのか?』その理由を説明されて終了しました。