会員制教室記録12

揺身掌週最終日です。


師曰「年を重ねるごとに肩や足首といった部分部分が痛み、精神も弱ってくるのは何故か。
若い頃はそういった症状を感じることは殆どない。

原因は

  1. 気血の循環が滞っている
  2. 気血の総量が不足している

こういった原因に対し、一般に按摩や針灸で気血の循環を促そうとするが、
結局自身の力で循環を促せなければ本質的な解決とはならない。」


師曰「身体のどこかが痛むとき、その原因は痛む個所にはない。何故か。部分の問題は全体の問題に帰するからで、この場合は周身遍く(全身上下)気血を巡らせる事で解決する。その方法は走圏で、走圏は整体(手技の、ではなく「全体」という意)を以って点(部分)に対処する方法である。」


さらに

「含胸亀背下端腰」で如何にして中心を求めるのか、その意味と要領、背面の状態を示されました。これを意識して走圏すると(勿論実現度は非常に低いのですが)確かに帯脈周辺が水を詰めたゴムボールの様な感触を持ち、外見上は少し膨らみました。